この記事では、カウンター会計のみの小規模店と、フロント・厨房で伝票を分けたい一般的な飲食店の2パターンに絞り、実際の型番を先に提示します。スマレジ・Airレジ・Square・STORESレジ別の対応方式もあわせて確認できます。
結論:構成パターンと型番
目次
飲食店のPOSレジセットに必要な機器と、厨房プリンターの要否
ポイント:フロントの3点(iPad・レシートプリンター・キャッシュドロア)は共通。厨房プリンターが必要かどうかで構成が変わります
飲食店のレジセットは、業種を問わず「iPad・レシートプリンター・キャッシュドロア」の3点が最低限の構成です。ここに、オーダーを厨房へ伝える「厨房プリンター」を追加するかどうかが、飲食店特有の分岐点になります。
- 厨房プリンター不要な例:カウンター席のみのバー・カフェ・軽食店など、注文を受けた人がその場で調理・提供まで完結する店舗
- 厨房プリンター推奨の例:ホールとキッチンが離れている一般的な飲食店。口頭伝達や手書き伝票よりも、印字による伝達の方が聞き間違い・伝え漏れを防げます
iPad本体は当店の販売対象外のため、既存のiPadをお使いいただくか、別途ご用意ください。以下では、POSサービスごとの対応状況を確認したうえで、具体的な型番をご紹介します。
POS別の対応早見表
ポイント:フロント(mC-Print3+mJ-Drawer)は4サービス共通で使えますが、接続方式と厨房プリンターの対応状況が異なります
| POSサービス | mC-Print3の接続方式 | 厨房プリンターの対応 |
|---|---|---|
| スマレジ | LAN/Bluetooth/USBいずれも対応 | TM-T90KP・mC-Print3ともハードウェアとして対応(自動振り分けには別売り「オーダープリント」アプリの契約に加え、ウェイターが使えるプラン=フードビジネスプラン等への加入が別途必要) |
| Airレジ | Bluetooth/USB(LAN不可) | Airレジ単体では非対応。厨房へ振り分けたい場合は別サービス「Airレジ オーダー」の『ハンディ+キッチンプリンタープラン』(月額料金・ハンディ端末等が別途必要)をご検討ください |
| Square | LAN/USB(Bluetooth不可) | mC-Print3はSquare公式の対応プリンター一覧に「キッチン用サーマルプリンター」として掲載。「Square レストランPOSレジ」(無料のフリープランから利用可)の標準機能でそのまま厨房用に使えます |
| STORESレジ | Bluetooth/USB(iPad版アプリのみ・レジアプリVer2.3.6以降) | STORESレジ本体には厨房への振り分け機能はありません。厨房連携が必要な場合は別サービス「STORES モバイルオーダー」でキッチンプリンターと接続してください(自動印刷はEPSON製のみ対応・スター精密製は手動印刷) |
キャッシュドロアの自動開閉は、STORESレジではBluetooth接続時のみ対応です。LAN・USB接続では自動開閉しませんのでご注意ください。
パターン①カウンター会計のみで完結する構成【おすすめ型番】
ポイント:レシートプリンター+キャッシュドロアの2点で、スマレジ・Airレジ・Square・STORESレジいずれにも対応できます
STORE STOREで選ばれる理由:レシートプリンターは「POS動作検証済み」&「1年間先出しセンドバック保証」付き(キャッシュドロア単体は保証対象外です)。万が一の初期不良時も営業を止めずに対応できるため、開業前の準備も安心です。
- 分離型で選ぶ場合:mC-Print3+mJ-Drawerの組み合わせ。LAN・Bluetooth・USBのいずれでも接続できるため、将来の乗り換えにも強い構成です。
- 省スペースで選ぶ場合:プリンターとドロアが一体になったmPOP CBIなら、レジ周りの配線と設置面積を最小限にできます。
キャッシュドロアは、組み合わせるプリンターと同じメーカーを選ぶのが基本です。mC-Print3(スター精密製)にはmJ-Drawerを組み合わせ、EPSON製ドロア(CD-A3336等)とは組み合わせできません(※mPOP CBIはドロア一体型のため単体で完結します)。
パターン②フロント+厨房2台構成【おすすめ型番】
ポイント:「同じ機種を2台」と「専用の厨房プリンター」の2通りから選べます
フロントの会計用とは別に、厨房へオーダーを伝える印字が必要な場合の構成です。スマレジ・Squareであれば、以下の2つの選び方があります。
自動振り分けの可否はPOSサービスで異なります:スマレジは別売り「オーダープリント」アプリの契約に加え、ウェイターが使えるプラン(フードビジネスプラン等)への加入が必要です。Squareは「Square レストランPOSレジ」(無料のフリープランから利用可)の標準機能でそのまま使えます。詳しくは前述の対応表をご覧ください。
- ①同じ機種を2台使う(コスト重視):フロント用mC-Print3+mJ-Drawerに、厨房用のmC-Print3をもう1台追加。機種を統一できるぶん設定・消耗品の管理もシンプルです。
- ②専用の厨房プリンターを使う(伝票の視認性重視・スマレジ限定):フロント用mC-Print3+mJ-Drawerに、外食キッチン専用のTM-T90KP(メロディブザー搭載)を追加。スマレジのオーダープリント対応機種として公式に案内されている構成です(TM-T90KPはSquare公式の対応プリンター一覧には掲載されていません)。
- EPSON製(TM-m30 III-H)も選択可能ですが、Airレジでは使用できません(AirレジはmC-Print3一択)。
厨房プリンターの選び方や仕組みそのものから知りたい方は、【飲食店向け】キッチンプリンターとは?レシートプリンターとの違い・防油防滴の選び方もあわせてご覧ください。
複数店舗・複数レーン分をまとめて揃えたい方へ
ポイント:5台以上かつ税抜10万円以上のご注文で大口注文窓口をご利用いただけます
新規オープンで複数レーン分をまとめて揃えたい場合や、複数店舗へ同じ構成を一括導入したい場合は、上記の構成×台数分を目安に、大口注文窓口でお見積もりください。
複数店舗・複数イベント分をまとめて見積もりする方法は、【法人・本部向け】POS周辺機器のまとめ買い・大口見積もりの依頼手順と納期対応でも解説しています。
よくある質問
Q. レジ本体(iPad)は今回のおすすめ構成に含まれていますか?
含まれていません。本記事でご紹介しているのはレシートプリンター・キャッシュドロア等の周辺機器です。iPad本体は別途ご用意いただくか、お手持ちの端末をご利用ください。
Q. 厨房プリンターは必ず必要ですか?
カウンター会計のみで完結する小規模店では不要です。ホールとキッチンが離れていて、オーダーを印字で伝えたい一般的な飲食店では追加をおすすめします。
Q. Airレジ・Square・STORESレジでも同じ構成で使えますか?
フロントのmC-Print3+mJ-Drawerは4サービスとも利用できますが、接続方式が異なります。厨房プリンターについては、Squareはこの記事と同じmC-Print3がそのまま公式対応、Airレジは別サービス「Airレジ オーダー」、STORESレジは別サービス「STORES モバイルオーダー」の契約が必要です。
Q. レシートロール紙の月間の必要量はどれくらいですか?
来客数や印字回数によって変わります。【月何巻必要?】飲食店のレシートロール紙消費量目安とコスト削減のコツで試算方法を解説しています。
Q. 複数店舗分をまとめて発注することはできますか?
5台以上かつ税抜10万円以上のご注文で大口注文窓口をご利用いただけます。
まとめ
カウンター会計のみで完結する小規模店はレシートプリンター+キャッシュドロアの2点構成、フロントと厨房で伝票を分けたい一般的な飲食店はプリンター2台構成が目安です。POSサービスによって接続方式と厨房プリンターの対応が異なるため、導入前に上記の早見表でご確認ください。
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