キャッシュドロアの「導入するかどうか」はもう決まっていて、あとは「どの型番にするか」で迷っている方向けのページです。以下のような方を想定しています。
「そもそもキャッシュドロアとは何か」を知りたい方はこちらの解説記事、「キャッシュレス化が進む中で本当に必要か」を悩んでいる方はこちらの記事を先にご覧ください。このページでは型番同士の比較だけに絞って解説します。
結論:プリンターのメーカーで選択肢が分かれる
※コネクタの形が合っていても、スター精密製プリンターだけは電気信号が異なり動きません。買い間違いが起きやすい落とし穴はこの下で説明しています。
【 EPSON製プリンターをお使いの場合 】
TM-m30以外のEPSON製プリンター(TM-T88V・TM-T20II等)でも対象です。機種名は下の比較の「対応プリンター」欄で確認できます。
【 スター精密製プリンター(mC-Print3等)をお使いの場合 】
【 セイコーインスツル製プリンター(RP-F10・MP-B20等)をお使いの場合 】
目次
- 1.選び方の大前提:ドロアは「プリンター」と組んで動く
- 2.型番別比較(対応メーカー別)
- 3.こんな方はこう選ぶ
- 4.FAQ
- 5.まとめ
選び方の大前提:ドロアは「プリンター」と組んで動く
ポイント:ドロアはPOSレジアプリと直接つながらない。会計時に自動で開くのは、レシートプリンターの命令で動いているから
キャッシュドロアには、スマレジやAirレジのアプリを直接つなぐ差込口はありません。会計時に自動で開くタイプのドロアは、必ず「レシートプリンター」を経由して動作します。レシートを印刷するタイミングで、プリンターがドロアに「開いて」という信号を送る仕組みです。
つまり型番を選ぶときにまず確認すべきなのは「Airレジに対応しているか」ではなく「今使っている(使う予定の)プリンターに、そのドロアをつなげられるか」です。
知っておきたい落とし穴:コネクタの形が合っても動かないメーカーがある
見た目のコネクタ形状はどのメーカーも同じですが、スター精密製プリンターだけは内部の電気信号の仕様が他と異なります。物理的に挿さるからといって、正しく動作する保証にはなりません。
「コネクタが挿さったから大丈夫」と思って設置したら開かなかった、という買い間違いがここから起きます。ドロアが届いてから気づくと、返品・再手配の間はレジに現金を置けず、会計方法を工夫してやり過ごすことになります。プリンターのメーカーがスター精密かどうかさえ先に確認しておけば、その手間は発生しません。
型番別比較(対応メーカー別)
ポイント:まずメーカー別の標準モデル3つから選び、収納量・設置スペースで迷ったら下の候補へ
まずはメーカー別の標準モデル(迷ったらここから)
収納量を増やしたい/設置スペースが特殊な場合
上記は各型番の公式記載を基にした対応例です。導入予定のプリンターがある場合は、型番を伝えたうえで組み合わせ可否を確認するのが確実です。
こんな方はこう選ぶ
ポイント:結論だけ先に見て、必要な人だけ下の説明を読んでください
これから開業する。プリンターのメーカーは決めた。ドロアだけまだ決まっていない
→ メーカー別に対応する型番から選ぶ
EPSON製ならCD-A3336(迷ったらこれ)かDMA-48ED3(TM-m30の場合は要問い合わせ)。スター精密製ならmJ-Drawer。セイコーインスツル製(RP-F10・MP-B20等)ならTWD-T33かTWD-N26です。
今使っているドロアが故障・廃番で、代わりの型番を探している
→ 現物のサイズを測って上の比較から選ぶ
型番が分かれば上の比較で近いモデルを。分からなければ幅・奥行き・高さと収納枚数を測り、一番近い現行モデルを選んでください。プリンターのメーカー確認だけは省略しないでください。
複数店舗を展開していて、型番をどれかに統一したい
→ 一番狭い店舗の寸法で統一
設置に余裕があればDMA-48ED3・TWD-N26、狭ければCD-A3336・TWD-T33に統一するのが安全です(DMA-48ED3はTM-m30の場合要問い合わせ)。5台以上・税抜10万円以上は大口注文の対象。複数店舗の見積もりはこちら。
FAQ
Q. EPSON製プリンターにスター精密製のドロアをつなぐことはできますか?
A. コネクタの形状(6ピンモジュラー・DKD規格と呼ばれる接続規格)は同じでも、内部の電気信号仕様がメーカーごとに異なるため、正しく動作しない可能性があります。基本はプリンターと同メーカー、または動作確認済みの組み合わせを選んでください。
Q. 対応プリンター一覧にTM-m30やmC-Print3が載っていませんが使えませんか?
A. 一覧は各ドロアの公式記載を基にしたもので、古いモデルを中心に記載されている型番もあります。CD-A3336はTM-m30・DM-D30とのデザイン統一を想定した現行対応モデルです。一方mC-Print3はmJ-Drawerの公式対応機種に含まれているため、こちらは一覧通りそのまま使えます。他の型番で現行機種との組み合わせを検討する場合は、型番を伝えて確認するのが確実です。
Q. CD-A3336とDMA-48ED3、どちらを選べばいいですか?
A. 設置スペースが限られている、またはTM-m30と見た目を揃えたいならCD-A3336。収納量を優先したい、定番モデルで揃えたいならDMA-48ED3が候補です。ただしDMA-48ED3はTM-m30との公式対応が一覧に明記されていないため、TM-m30をお使いの場合は事前確認をおすすめします。奥行きの確保できる寸法から先に絞り込むと選びやすくなります。
Q. スター精密製プリンターを使っていますが、CD-A3336は使えますか?
A. 使えません。CD-A3336はEPSON製プリンター向けのモデルで、電気信号の仕様が異なるためスター精密製プリンターとは組み合わせられません。スター精密製プリンターにはmJ-Drawerを選んでください。
Q. RP-F10やMP-B20を使っていますが、どのドロアを選べばいいですか?
A. RP-F10・MP-B20はセイコーインスツル製プリンターです。対応するTBグループ製ドロア、TWD-T33(コンパクト)またはTWD-N26(大容量)が候補です。mJ-Drawer(スター精密製)はスター精密製プリンター専用のため使えません。なお、TWD-T33は当店のEPSON製プリンター(TM-m10等)向けセット商品で代替品として使われた実績もあり、EPSON製プリンターとも接続できる場合がありますが、メーカー保証外の組み合わせのため事前に確認してください。
Q. 今のドロアの型番が分からず、廃番で調べても出てきません。どうすればいいですか?
A. 現物の外寸(幅・奥行き・高さ)と紙幣・硬貨の収納枚数を測り、上の比較の中から一番近い現行モデルを選んでください。サイズが近くても組み合わせるプリンターとの接続規格が合わないと動作しないため、プリンターのメーカーは必ず確認してください。
Q. 中古・新古品のキャッシュドロアでも同じ基準で選べますか?
A. 基本的な考え方は同じです。プリンターのメーカーが合っているか、設置スペースの奥行きが確保できるかを確認してください。中古・新古品の場合はケーブルの付属有無や外観の状態も併せて確認してください。
Q. CD-A3336とDMA-48ED3で、紙幣の入れ方は違いますか?
A. 違います。CD-A3336は紙幣をコンパクトに丸めて収納する「ラウンド収納」、DMA-48ED3・DLA-58ED3は紙幣をまっすぐ収納する「平坦収納」です。設置スペースを優先するならCD-A3336、紙幣をまっすぐな状態で数えたいならDMA-48ED3・DLA-58ED3が向いています。
まとめ
キャッシュドロアの型番選びは、サイズや価格よりも先に「今のプリンターとつながるか」を確認することが最優先です。EPSON製プリンターならCD-A3336・DMA-48ED3・DLA-58ED3・E-A4、スター精密製プリンターならmJ-Drawer、セイコーインスツル製プリンターならTWD-T33・TWD-N26が候補になります。複数台をまとめて導入する場合は、型番を統一しておくと運用・保守の手間も減らせます。
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