こんな方に向けた記事です
Airレジで使っているMP-B20が、急にレシートを印刷しなくなった
以前は問題なく使えていたのに、ある日からペアリングできなくなった
これから導入するにあたり、キャッシュドロアと連動できるのか知りたい
結論
MP-B20がAirレジで繋がらない原因の多くは、初期値でオンになっている「オートコネクト」機能です。キャッシュドロアとの連動は、仕様として非対応です。
確認する順番はこの3ステップです
※本記事は、faq.airregi.jp(Airレジ公式ヘルプ)で2026年10月時点に確認した内容をもとにしています。仕様は変更される場合があるため、最新情報は公式ヘルプもあわせてご確認ください。
目次
- 1.ペアリング手順と、60秒以内に終わらなかった時の対処
- 2.急に繋がらなくなった時は「オートコネクト」を疑う
- 3.登録解除でも改善しない場合の本体初期化
- 4.購入前に確認すべきキャッシュドロアの非対応
- 5.消耗品・充電について
- 6.よくある質問
ペアリング手順と、60秒以内に終わらなかった時の対処
MP-B20はBluetooth接続専用のモバイルプリンターで、接続方式の選択肢そのものがありません。つながらない原因はペアリング手順の途中操作・端末の登録状態・電波干渉のいずれかに絞られます。
プリンターカバーを開けてロール紙が斜めにならないようにセットし、紙端を5cm以上引き出してからカバーを閉じます。電源ボタン(上面右側・赤色)を5秒以上押し続けると緑色のPOWERランプが点滅し、ここから60秒間がペアリング可能な時間です。iPadまたはiPhoneの「設定」→「Bluetooth」をONにし、「MP-B20」をタップしてください。
接続が完了するとランプが点灯(点きっぱなし)に変わります。続けてAirレジアプリの「設定」→「レジ・プリンター」で「プリンター利用」をオンにし、「プリンター」から「セイコーインスツル MP-B20」を選択して保存します。最後に「設定」→「レシート」で「保存してテスト印刷をする」にチェックを入れ、印刷されれば完了です。
60秒のペアリングモードは自動的に終了します。時間切れになった場合は、もう一度電源ボタンを5秒以上長押ししてペアリングモードに入り直してください。
急に繋がらなくなった時は「オートコネクト」を疑う
MP-B20には、最後に接続していたiPadまたはiPhoneへ自動的に再接続する「オートコネクト」機能が初期値でオンになっています。レジ担当者を複数人で分担している店舗や、1台を別のiPadでも使い回している店舗では、この機能のせいで新しく使いたい端末からは認識されない状態が起こります。
まずはiPadの「設定」アプリ→「Bluetooth」を開き、「MP-B20」の右側にある「i」アイコンをタッチして「このデバイスの登録を解除」を選択し、上記のペアリング手順をもう一度実施してください。複数端末で頻繁に接続先を切り替える運用であれば、専用アプリ「SII MP-B Utility」からオートコネクト自体をオフに設定しておくと、今後同じトラブルを防げます。
登録解除でも改善しない場合の本体初期化
ロール紙をセットした状態で電源を切り、FEEDボタンを押しながら電源ボタンを押して、電源ボタンだけ先に指を離すと、現在の設定内容がレシートに印字されます。これはあくまで初期化メニューへ入るための最初のステップです。
続けてモード選択のメッセージが印字されたら、すぐにFEEDボタンを1回、続けて電源ボタンを1回押すと「Setting Mode(機能設定モード)」に入ります。設定項目を選ぶメッセージが印字されたら、初期化の項目を選ぶためFEEDボタンを10回連続して押し、続けて電源ボタンを1回押します。
次のメッセージでFEEDボタンを1回、電源ボタンを1回押すと、さらに次のメッセージが印字されるので、そこでFEEDボタンを1回押すと初期化が完了します。最後に電源ボタンを長押しして電源を切ってください。途中の印字内容が異なる場合は、その時点で操作を止めて最初のステップからやり直してください。
購入前に確認すべきキャッシュドロアの非対応
「ペアリングはできたのにキャッシュドロアが開かない」という問い合わせの多くは、故障ではなく仕様です。MP-B20はAirレジの対応機器一覧上、キャッシュドロア接続には対応していません。
レシート発行と持ち運びやすさを優先したモバイル専用機のため、レジ金庫と連動させて自動で引き出しを開けたい場合は、ドロア接続に対応した据え置きタイプのプリンターを選ぶ必要があります。導入前にこの点を押さえておくと、設置後の「思っていた使い方ができない」という手戻りを防げます。
消耗品・充電について
対応するロール紙は紙幅58mm×外径40mmです。充電はUSBケーブルで行い、USB電源アダプタは本体に付属していません。出力1A(1000mA)以上のアダプタを使用してください。それ以下の出力やパソコンのUSB端子から充電した場合、満充電まで最大8時間程度かかることがあります。
よくある質問
Q. MP-B20はAirレジでキャッシュドロアを開けられますか?
A. いいえ、非対応です。会計の都度、金庫を自動で開閉させたい店舗は、カテゴリ一覧の「プリンター連動タイプ」に掲載している据え置き型をご検討ください。
Q. iPadを買い替えました。古いiPad側のBluetooth設定は何もしなくても大丈夫ですか?
A. 古いiPad側は特に操作しなくても問題ありません。新しいiPadで改めてペアリング手順を行えば、プリンター側は自動的に新しい端末を優先するようになります。ただし古いiPadを引き続き別の用途で併用する場合は、誤って自動接続されないよう登録解除しておくと安心です。
Q. MP-B20はスマレジでも使えますか?
A. はい、スマレジにも対応しています。ペアリング手順自体はハードウェア側の仕様なのでAirレジ・スマレジ共通ですが、設定画面の操作箇所はPOSによって異なります。
Q. 専用アプリを入れず、都度ペアリングし直すだけで対応することもできますか?
A. はい、可能です。本体の登録解除とペアリングのやり直しだけでも都度対応できます。毎回その手間を省きたい場合に限り、専用アプリ「SII MP-B Utility」(App Storeから無料で入手可能)でオートコネクト自体をオフにする方法を検討してください。
Q. 初期化しても直らない場合はどうすればいいですか?
A. ハードウェア自体の不具合が疑われます。保証内容は製品保証についてのページでご確認の上、お問い合わせください。
まとめ
MP-B20がAirレジで繋がらない時は、この順で切り分けてください。
- ①60秒以内のペアリングのやり直し
- ②登録解除・オートコネクトの見直し
- ③本体初期化
特にオートコネクト機能は初期値でオンになっているため、複数端末で使い回している店舗ほど気づきにくいポイントです。キャッシュドロアと連動させたい場合は、MP-B20では対応できない点も購入前に押さえておいてください。
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