レシートプリンターはBluetoothと有線LAN、どちらを選ぶべきか——開業前に決めておくべき接続方式の選び方

レシートプリンターはBluetoothと有線LAN、どちらを選ぶべきか——開業前に決めておくべき接続方式の選び方

開業前にPOSレジ周辺機器を揃える段階で、「Bluetoothと有線LAN、結局どっちにすればいいのか」と迷われる方は非常に多いです。当店へのサポート問い合わせでも、この接続方式の選択に関するご質問が多数寄せられます。結論から言えば、店舗環境・使用するPOSサービス・iPad(タブレット)の設置方法の3点で選択肢はほぼ絞り込めます。

この記事の結論

  • iPadを固定レジとして使うなら有線LAN(Ethernet)接続が安定性・速度面で優位
  • iPadを持ち歩く・レイアウト変更の可能性があるならBluetooth接続が柔軟に対応できる
  • STORESレジはBluetooth接続が基本仕様。LAN/USB接続ではドロアの自動開閉が非対応
  • SquareのBluetoothプリンターはSquareスタンド・リーダー(iOS)のみ対応。ターミナル・ハンディでは使えない

レシートプリンター TM-m30 lll-H
レシートプリンター TM-m30 lll-H(STORE STOREで仕様を確認する)
BluetoothとLAN接続方式の比較表
BluetoothとLAN接続方式の比較表

Bluetoothと有線LAN、それぞれが向いている店舗環境

Bluetooth接続が向いているケースは、カフェや雑貨店など、レイアウト変更が多い店舗や、iPadスタンドとプリンターの設置位置が離れる場合です。配線を引き回す必要がないため、開業直後でも取り回しが楽です。ただし、Bluetooth接続はスマレジ・Airレジ・STORESレジでは問題なく動作しますが、SquareではBluetoothプリンターの対応がSquareスタンド・リーダー(iOS)に限定されています。Squareターミナルや Squareハンディでは非対応ですので、SquareユーザーはPOSの端末種別を必ず先に確認してください。

一方、有線LAN接続が向いているケースは、飲食店のレジカウンターのように「プリンターの設置場所が固定」で「1日に大量のレシートを発行する」環境です。通信の安定性が高く、業務繁忙時にも印刷待ちが発生しにくい点が現場で評価されています。複数のプリンターを並べて使うキッチン向け構成でも、LAN接続のほうがネットワーク管理を一元化できます。

STORESレジについては、Bluetooth接続が基本仕様となっており、LAN・USB接続時はキャッシュドロアの自動開閉が機能しません。そのため、STORESレジで開業される場合はBluetoothモデルを選ぶのが原則です。

POSサービス別・主要機種の接続方式対応表

スマレジ・Airレジ・Square・STORESレジで動作確認済みの主要機種を接続方式ごとにまとめました。開業前に使用予定のPOSサービスと照合してください。

機種名 スマレジ Airレジ Square STORESレジ 接続方式
mC-Print3(スター精密) Bluetooth / LAN / USB
mC-Print2(スター精密) Bluetooth / LAN / USB
TM-m30 lll-H(EPSON) Bluetooth(Square△※1)
TM-m30 lll-H(EPSON) LAN / USB(STORESレジはドロア自動開閉×)
mPOP(スター精密) Bluetooth(Square△※2)
mPOP(スター精密) USB(STORESレジはドロア自動開閉×)
PriFlex GIANT(HIT) × × 有線LAN
PriFlex GIANT(HIT) × Bluetooth
RP-F10(セイコーインスツル) × Ethernet / Bluetooth
SM-L200(スター精密) × Bluetooth
SM-S210i(スター精密) Bluetooth

凡例:◯=動作確認済み △=条件付き対応 ×=非対応または未確認

※1 TM-m30のBluetooth接続はSquareスタンド・リーダー(iOS)のみ対応。ターミナル・ハンディは非対応。

※2 mPOPのBluetooth接続はSquareスタンドのみ対応。

各POSサービスの最新対応状況は公式ヘルプページをご確認ください(スマレジ: help.smaregi.jp / Airレジ: faq.airregi.jp / Square: squareup.com/jp/ja/compatibility / STORESレジ: regi-faq.stores.jp)

接続方式の設定手順と、現場でよくある失敗パターン

LAN接続:IPアドレス固定を忘れずに


iPadレジプリンター mC-Print3
iPadレジプリンター mC-Print3(STORE STOREで仕様を確認する)

接続設定で当店のサポートに問い合わせが来やすいのは、LAN接続でIPアドレスを固定せずに設定した結果、翌日から印刷できなくなったというケースです。DHCP環境ではIPアドレスが変わるとプリンターを見失うため、LAN接続では必ずプリンター側のIPアドレスを固定してください。

Bluetooth接続:iPad機種変更時の再ペアリング手順

Bluetooth接続では、iPadの機種変更や初期化をした際にペアリング情報がリセットされ、再接続できなくなるという問い合わせも寄せられます。機種変更の際はPOSアプリ側の設定からプリンターを一度削除して、再ペアリングの手順を踏む必要があります。

レシートプリンターLAN接続設定の4ステップ
レシートプリンターLAN接続設定の4ステップ

📹 動画で見る操作ガイド(STORE STORE公式チャンネル)

EPSON TM-m30III-HのEthernet接続方法

EPSON TM-m30III-H Bluetooth接続方法

STORE STOREで購入したプリンターに付帯する1年間先出しセンドバック保証

STORE STOREはスマレジの直営ECサイトとして、スマレジ公式ヘルプページ(help.smaregi.jp)に対応機器として掲載されている機種を取り扱っています。当店で販売するレシートプリンター・キッチンプリンター・mPOP(キャッシュドロア内蔵プリンター)を対象に、1年間の先出しセンドバック保証を提供しています。

「先出し」とは、故障した機器をこちらに返送してもらう前に代替機を送るという仕組みです。つまり、店舗営業中に印刷できない状態が続くことを避けるために、障害通知から3営業日以内に代替機を発送します。開業直後はトラブル対処に慣れていないことも多く、そのためこの保証が実際の安心につながるとお客様からの声をいただいています。

保証対象のプリンターはmC-Print3・mC-Print2・TM-m30・PriFlex GIANTシリーズ・RP-F10・mPOP全モデルなど多数です。保証を受けるにはシリアル番号の確認が必要です。なお、キャッシュドロア単体・ラベルプリンター・レシート用紙(消耗品)は保証対象外です。最新の対象商品と保証条件はSTORE STORE保証規約ページでご確認ください。

開業前に確認すべき接続方式の選択ポイント

判断軸は3つです。①使用するPOSサービスの動作確認状況(特にSquareとSTORESレジは接続方式に制約がある)、②iPadの設置が固定か移動するか(固定ならLAN、移動するならBluetooth)、③店舗のネットワーク環境(有線LAN引き込みが難しい場所ではBluetooth一択になる場合がある)です。

スマレジとAirレジはBluetoothでも有線LANでも主要機種の動作確認が取れているため、設置環境で自由に選べます。一方でSquareをSquareターミナルやハンディで使う予定なら、Bluetooth接続ではなく有線LAN対応モデルを選ぶことが必須です。

機種の仕様は以下の商品ページで詳細を確認できます。TM-m30 lll-Hの仕様を見るmC-Print3の仕様を見るmC-Print2の仕様を見る


よくある質問

Q. スマレジで使うなら、BluetoothとLANのどちらが安定して動きますか?
A. どちらもスマレジで動作確認済みです。長時間の営業で接続安定性を重視するなら有線LAN、設置の柔軟性を重視するならBluetoothを選ぶと良いでしょう。当店ではスマレジ用途での両接続方式に対応した機種を複数取り扱っています。
Q. STORESレジにはLANプリンターは使えませんか?
A. STORESレジはBluetooth接続が基本仕様で、LAN接続でもレシート印刷自体は可能な機種があります。ただし、LAN/USB接続ではキャッシュドロアの自動開閉が機能しません。ドロアも一緒に使う場合はBluetooth接続を選ぶことが必要です。
Q. SquareターミナルでBluetoothプリンターは使えますか?
A. Square公式の仕様ではBluetoothプリンター(TM-m30・mPOPなど)はSquareスタンド・リーダー(iOS)のみ対応で、Squareターミナルやハンディでは非対応です。SquareターミナルでプリンターをつなぐにはLANまたはUSB接続を選んでください。
Q. 先出しセンドバック保証を受けるにはどうすればいいですか?
A. 故障が発生した際に当店サポートへご連絡ください。シリアル番号の確認後、障害通知から3営業日以内に代替機を発送します。保証期間は購入した製品の発送日から1年間です。
Q. Airレジから別のPOSへ乗り換える予定があります。今のプリンターは流用できますか?
A. mC-Print3やmC-Print2など主要機種はスマレジ・Airレジ・Square・STORESレジの4サービスすべてで動作確認済みです。ただし、接続方式によって対応状況が変わる場合があるため、乗り換え先のPOSサービスの対応状況を公式ヘルプページで確認することをおすすめします。

接続方式の選択は「使用するPOSサービス」と「設置環境」の2点で判断できます。

対応機種の仕様やBluetoothとLANの取り扱い状況は、STORE STOREのカテゴリページで一覧を確認できます。購入前に接続方式のフィルタを活用して、ご自身の環境に合った機種を絞り込んでみてください。

複数台・複数店舗でのご検討の場合

10台以上のまとめ購入や店舗展開にともなう一括導入については、大口注文専用窓口にてご相談を承っています。見積もりや納期についてお気軽にお問い合わせください。

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