結論:レジ本体は開業の1〜2ヶ月前までに確定してください(什器発注・内装工事のスケジュールに合わせるため)。
・据え置き中心 → レシートプリンター『mC-Print3』
・モバイル/ハンディ中心 → モバイルプリンター『MP-B20』
・カウンターを省スペースに → 一体型『mPOP』
先にPOSサービス(スマレジ・Airレジ・Square・STORESレジ等)を決めてから、対応する周辺機器を選ぶと手戻りが少なくて済みます。
メインメニューや仕入れ先の候補が固まってきて、「そろそろレジも決めないと」と感じている開業準備中の方へ。この記事では、什器・仕入れ先を確定していくタイミングで、レジ本体と周辺機器をどう選べばいいかをまとめました。
目次
このタイミングで一緒に決まっていくこと
ポイント:メニュー・仕入れ先・スタッフ体制が固まる時期は、レジ・周辺機器を決める時期とほぼ重なります。
メインメニューを確定し、食材や資材の仕入れ業者を決め、スタッフの募集条件を検討する。この時期は、開業準備の中でも「実際にお金とモノが動き始める」フェーズです。レジ・周辺機器の選定も、本来はここで一緒に片づけてしまうのが効率的です。
後回しにすると、内装工事のコンセント・LAN配線の位置を先に決めてしまい、あとから「レジ周りに電源が足りない」「有線接続のつもりが配線が届かない」といったやり直しが発生しがちです。什器発注のタイミングでレジのサイズ・設置方法も一緒に固めておくと安全です。
レジ本体を決める前に整理したい3つの前提
ポイント:会計スタイル・設置スペース・POSサービスの3つを先に固めると、機種選びで迷わなくなります。
①会計スタイル:レジカウンターでの据え置き会計が中心か、ハンディ端末やモバイル端末を持って移動しながら会計するスタイルか。ここが決まらないと、据え置き型のプリンターにするかモバイルプリンターにするかが決められません。
②設置スペース:レジカウンターの奥行き・幅、電源やLANポートの位置。什器の発注・内装工事の前に、プリンター・キャッシュドロア・カスタマーディスプレイをどこに置くかを決めておく必要があります。間取り図の段階でカウンターの位置自体をまだ決めかねている場合はレジカウンターの配置で後悔しないための業種別パターン集を先に確認しておくと、ここでの検討が早くなります。
③どのPOSサービスを使うか:スマレジ・Airレジ・Square・STORESレジなど、使うPOSサービスによって対応する周辺機器の範囲が変わります。次の章で詳しく触れます。
どのPOSサービスを使うか(比較の視点)
ポイント:POSサービスごとに「公式に対応が明記された周辺機器の範囲」が違うため、機種選びより先にサービスを決めるのが正解です。
正直なところ、この順番を逆にしてしまい、「気に入ったプリンターを先に買ったら、使いたいPOSサービスの対応リストに載っていなかった」という相談を受けることがあります。周辺機器は後からでも選べますが、POSサービスの乗り換えは初期設定のやり直しが発生するため、まずサービス側を決めてください。
| POSサービス | 周辺機器対応の特徴 | 選ぶときの注意点 |
|---|---|---|
| スマレジ | 公式ヘルプに機種別の接続手順が用意されており、対応の幅が広い | アプリはiPad・iPhone専用。Android端末には非対応 |
| Airレジ | 公式の対応プリンター一覧に載っている機種のみが対応 | 対応リストにない機種は使えない前提で選ぶ(型番だけで類推しない) |
| Square | 接続方式(Bluetooth・USB・Ethernet)と端末の種類によって対応が細かく分かれる | 同じ機種でもスタンド・ターミナル・ハンディで対応が変わることがある |
| STORESレジ | 機種によってはLAN接続の案内自体がない | ドロアの自動開閉にはBluetooth接続が必要になる場合がある |
この段階で「どのPOSサービスにするか」まで決めておくと、次の周辺機器選びが一気に楽になります。迷っている場合は、使っているPOSサービスの公式サイトで対応機種一覧を確認してから進めてください。
周辺機器の決め方
ポイント:据え置きかモバイルかで軸になる機種が変わり、キャッシュドロアはプリンターとの接続対応も確認が必要です。
什器の発注前に機種を決めておけば、設置スペースの採寸ミスも防げます。まずは「代表機種」の3つが会計スタイル別の軸になり、あわせて周辺機器も一緒に検討しておくと後が楽になります。
キャッシュドロアやバーコードリーダーは、単体のスペックだけでなく「レシートプリンターと組み合わせて自動開閉できるか」「使っているPOSサービスに対応しているか」まで確認しておくと、開業後に「手動で開けている」「認識しない」といった手間を防げます。(このあたり、什器のレイアウト図を描いてから初めて気づく方も多い印象です)
業種別に見るレジ・機器選びの実例
ポイント:業種によって会計スタイルも設置環境も変わるため、近い業態の実例を先に見ておくと選定が早まります。
業種別の詳しい選び方は、それぞれ個別記事にまとめています。近い業態があれば先に読んでおくと、この記事で挙げた前提条件を自店に当てはめやすくなります。
仕入れ先確定と一緒に考えておきたいこと
ポイント:レジ本体だけでなく、消耗品の仕入れ先と初期設定のサポート体制もこの段階で決めておくと安心です。
食材業者やその他業者を選定するのと同じタイミングで、レシート用紙などの消耗品をどこから継続的に仕入れるかも決めておくと、開業後に「用紙が切れて発注先を探す」という事態を避けられます。
初期設定でつまずきやすいポイントは、機種ごとに個別記事でまとめています。たとえばmC-Print3のスマレジ初期設定手順や、TM-m30のPOS別対応早見表を、機種を決めたあとの設定時に参照してください。
よくある質問
Q. レジ本体はいつまでに決めればいいですか?
A. 什器発注・内装工事のスケジュールに合わせて、遅くとも開業の1〜2ヶ月前までに機種を確定するのが安全です。電源やLAN配線の位置は工事前に決まってしまうため、後からの変更は手間がかかります。
Q. POSサービスと機種、どちらを先に決めるべきですか?
A. 先にPOSサービスを決めてください。周辺機器は後からでも選べますが、POSサービスを途中で変更すると初期設定をやり直すことになります。
Q. 複数店舗を同時に開業する場合はどうすればいいですか?
A. 台数がまとまる場合は、個別に発注するより大口注文の窓口から相談した方がスムーズです。詳しい依頼方法は複数店舗・複数イベントでの見積もり依頼のやり方にまとめています。
Q. 業種によって選ぶべき機器は変わりますか?
A. 変わります。会計スタイルや設置環境が業種ごとに違うため、上記の業種別記事で近い業態の実例を確認してから、この記事の前提条件に当てはめることをおすすめします。
まとめ
レジ・周辺機器の選定は、メニュー確定や仕入れ先決定と同じタイミングで動かすのが本来は効率的です。会計スタイル・設置スペース・使うPOSサービスの3つを先に固めてから機種を選べば、什器発注や内装工事の後でやり直しになるリスクを減らせます。
迷ったときは、近い業種の実例記事を参考にするか、複数店舗分をまとめて検討する場合は大口注文の窓口から相談してください。
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