【レシートプリンターとは別物】キッチンプリンターとは?仕組み・選び方・対応機種をわかりやすく解説

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結論:こんな時は、これを選ぶ

・スマレジ以外(Airレジ・Square等)でも使いたい → 汎用LAN対応レシートプリンターをキッチン用に兼用

「mC-Print3」の商品ページを見る →

・伝票をとにかく厨房に飛ばしたいだけ → キッチンプリンター専用機(対応はスマレジ・ウエイターのみ)

「TM-T90KP」の商品ページを見る →

・レジ本体の設置場所からすでに離れた厨房がある → 接続方式は有線LANが基本(Bluetoothの専用キッチンプリンターは現状ラインアップなし)

キッチンプリンターとは何か

ポイント:レジ本体とは別に厨房へ置く、注文伝票専用の印字機です。

キッチンプリンターは、お客様に渡すレシートとは別に、厨房側に注文内容を自動で印字するための専用プリンターです。レジで注文を入力すると、会計を待たずにその場で厨房へ「キッチン伝票」が飛びます(Airレジ オーダーの公式ヘルプでもこの呼び方が使われています)。

飲食店で「オーダーを厨房に口頭で伝える」「伝票を手で運ぶ」という工程を機械化する役割を持ち、複数のホールスタッフが同時に注文を取る店舗ほど効果が大きくなります。

レシートプリンターとの違い

ポイント:印字トリガーと設置場所が根本的に違います。

レシートプリンターは会計が確定した瞬間にレシートを出す機器で、基本的にレジ本体のそばに設置します。一方キッチンプリンターは注文が入力された瞬間に伝票を出す機器で、レジから離れた厨房に設置します。

1台で兼用することも技術的には可能ですが、レジ横とキッチンの両方で伝票を同時に出したい場合は、印字トリガーが異なる(会計時/注文入力時)ため、2台体制(レジ用+キッチン用)にする必要があります。

接続方式は基本、有線LAN

ポイント:レジから離れた場所に置くので、Bluetoothより有線LANが主流です。

レシートプリンターにはBluetooth接続のモデルも多くありますが、キッチンプリンター専用機は基本的に有線LAN接続です。レジ端末とプリンターの距離が離れていても、店舗のネットワークにつながっていれば安定して伝票を送信できるためです。

Bluetoothは通信距離の目安が10m程度です(EPSON公式のTM-m30接続マニュアルで「プリンターがコンピューターから10m以上離れていないことを確認してください」と案内されており、mC-Print3のBluetoothもClass2仕様で同程度の距離が目安になります)。レジからキッチンまでの距離がこれを超える店舗では、そもそもBluetoothが選択肢に挙がりにくく、現状スマレジの対応表でもキッチンプリンター専用機は有線LANモデルが中心になっています。

導入が向いている店舗・向いていないケース

ポイント:ホールと厨房が離れている、注文を口頭で伝えきれない店舗ほど効果があります。

向いているのは、ホールスタッフが複数人いて同時に注文を取る店舗、厨房が客席から離れていて口頭で伝えづらい店舗、フードデリバリーやテイクアウト注文が入り交じる店舗です。注文の聞き間違い・伝え忘れを機械的に防げます。

逆に、カウンター越しにその場で注文を受けて即座に調理するような小規模店(キッチンカーなど)では、レジ本体と調理場所がそもそも近いため、キッチンプリンターを別途置く必要性は薄くなります。

「うちの店に本当に必要なのかな?」▶︎次で選ぶときのチェックポイントを整理します。

選び方のポイント

ポイント:POS対応・複数台運用時の注意・耐油対策の3点を確認してください。

1点目は使っているPOSサービスへの対応です。POSごとに、キッチン伝票を出す仕組みが異なります。

スマレジ・ウエイター

キッチンプリンター専用機(TM-T90KP等)が公式に対応しています。

Airレジ

レジ本体とは別の「Airレジ オーダー」というサービスに「キッチンプリンタープラン」があり、カテゴリー別・注文エリア別にキッチン伝票を自動振り分けできる公式機能があります。導入にはAirレジ オーダーの契約が必要です。

Square

「オーダーエントリーシステム」が公式にキッチン伝票(オーダーシート)印刷に対応しています。厨房設置向けにはStar精密社がmC-Printシリーズを推奨しており(一部モデルは防水性能なしのため非推奨としています)、対応プリンター一覧で確認できます。

STORESレジ

レシートプリンターとしての対応機種一覧は公開されていますが、カテゴリー別にキッチン伝票を自動振り分ける専用機能については、当店で確認した範囲では公式ヘルプに記載が見当たりません。導入予定の場合は運営元への個別確認をおすすめします。

キッチンプリンター専用機(TM-T90KP・PriFlex GIANT LANモデル)自体は現状スマレジ・スマレジウエイターでの対応が中心のため、Airレジ・Squareで運用する場合は、各サービスのオーダー機能に対応したLAN接続の汎用レシートプリンター(mC-Print3・TM-m30など)をキッチン用に兼用するのが確実です。

2点目は複数台での同時利用です。機種によっては3台以上の端末から同時に注文データを送ると印字エラーになる場合があるとメーカー側が案内しています。ピーク帯にホールスタッフが集中して端末を使う店舗は、この点をあらかじめ確認しておくと安心です。

3点目は設置環境への配慮です。厨房は水や油が飛びやすい環境のため、スプラッシュカバーが付属する機種を選ぶ、または設置場所を油はねの少ない位置にするといった対策が有効です。

「結局どれを選べばいいんだろう?」▶︎最後に機種ごとの対応POSを一覧で比較します。

主な機種と対応POS一覧

ポイント:専用機はスマレジ系、他POSとの併用は汎用LANプリンターが無難です。

機種 接続方式 対応紙幅 対応POS 特記事項
TM-T90KP 有線LAN(無線は別売オプション) 80mm スマレジ・ウエイター 短冊伝票対応・中央一点残しカット
PriFlex GIANT(LANモデル) 有線LAN 80mm/58mm(選択可) スマレジ・スマレジウエイター スプラッシュカバー標準・キッチンベル内蔵・現在品切れ中
mC-Print3 Bluetooth/LAN/USB 58mm スマレジ・Airレジ・Square(Ethernet/USB接続のみ)・STORESレジ レジ用・キッチン用を1機種で兼用しやすい
TM-m30 III-H Bluetooth/LAN/USB 58mm/80mm(選択可) スマレジ(Airレジは非対応) 紙幅を80mm設定にすればキッチン伝票にも対応

※対応POSは2026年7月時点の各社公式情報に基づきます。PriFlex GIANT(LANモデル)は在庫状況が変動するため、購入前に商品ページでご確認ください。

キッチンプリンター用のロール紙は、80mm幅の中でも外径が異なる種類があります。TM-T90KP・mC-Print3・TM-m30向けにはレシート用紙(80×80×12)、キッチンプリンター専用サイズとしてはレシートロール紙(80×70×12)が用意されています。設置している機種の取扱説明書で対応サイズを確認してから注文してください

よくある質問

Q. キッチンプリンターとレシートプリンターは兼用できますか?

機種によっては兼用できます。mC-Print3やTM-m30のようなLAN対応の据え置き型レシートプリンターは、設置場所とPOS側の設定次第でキッチン伝票の出力にも使えます。ただし専用機(TM-T90KPなど)に比べると、短冊伝票への対応やキッチンベルなど厨房向けの機能は限定的です。

Q. Bluetoothで使えるキッチンプリンターはありますか?

現状、STORE STOREで取り扱っているキッチンプリンター専用機は有線LANモデルが中心です。レジからキッチンまでの距離がある環境では、通信距離に限りがあるBluetoothよりも有線LANの方が安定します。

Q. Airレジ・Square・STORESレジでもキッチンプリンターは使えますか?

POSごとに仕組みが違います。スマレジ・ウエイターはキッチンプリンター専用機(TM-T90KP等)が公式対応、Airレジは「Airレジ オーダー」の「キッチンプリンタープラン」で伝票の自動振り分けが可能、Squareは「オーダーエントリーシステム」が公式にキッチン伝票(オーダーシート)印刷に対応しています。STORESレジは、キッチン伝票の自動振り分け機能について当店で確認した範囲では公式ヘルプに記載が見当たらないため、運営元への個別確認をおすすめします。Airレジ・Squareで運用する場合、専用機よりもmC-Print3のような汎用のLAN対応レシートプリンターを流用する方が選択肢が広がります。

Q. 1台のPOSで複数台のキッチンプリンターに送信できますか?

機種によります。同時に3台以上の端末からプリンターへ注文データを送ると印字エラーになる場合があるとメーカー側が案内しているケースもあるため、複数系統への出し分けを検討する場合は導入前に販売店へ確認してください。

まとめ

キッチンプリンターは、レジのそばで使うレシートプリンターとは役割が別の機器です。注文が入った瞬間に厨房へ伝票を飛ばす仕組みなので、ホールと厨房が離れている店舗ほど導入効果が出ます。

専用機を選ぶならスマレジ系のPOS対応を、他のPOSと組み合わせるなら汎用LANプリンターの兼用を、という基準で選べば選定を誤りにくくなります。

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