iPadなどのタブレットを使ったレジを使い始めるとレジカウンターがかなりすっきりします。3~5倍ぐらいの体積があった大きなレジからA4サイズ程度のタブレットだけになるので当然の話ですね。その分、いままでいろいろな制約があったレジカウンターの可能性が広がりました。
そこで今回は高機能タブレットPOS「 スマレジ 」のショールームのレジカウンターを徹底解剖します!
スマレジのショールームには、2台のレジカウンターがありますので、ひとつずつご紹介しましょう。
アップルストアのようなレジ台
一見するとレジカウンターだとは思えませんが、それもそのはず。こちらはレジカウンターというよりも、商品の陳列棚というイメージで製作したものだそうです。
つまり店舗の中にレジカウンターがなくて、フロアでお会計もやってしまうようなスタイルです。アップルストアがこのスタイルのオリジナルですね。
ですから、レシートプリンターやキャッシュドロワーは机の中に隠されていて、一見レジ機能があるようには見えません。
でも、いざお会計をしたら
ジャーンとレシートとお金が飛び出してきます!
キャッシュドロワーは、フロントパネルに板をマジックテープで接着しているとのこと。
ちなみに裏側はマグネットで着脱可能だそうです。芸が細かいですね〜
また、天板から延びるコード類は棚の中を通って床まで這わせるようになっているので、コード類が見えなくてとてもスッキリしています。
店舗スタッフが、フロアにてお客さまと会話しながらそのままその場でお会計ができるという意味で、非常に接客重視だと言えますね。
たとえば靴屋さんのように、陳列棚にはサンプル品だけを展示しておき、実際の商品はバックヤードに在庫するような場合はとても有効な方法だと思います。
この棚は、家具屋さんにオーダーメイドで製作してもらったということで、費用は約25万円だったそうです。
組み合わせ自由なレジカウンター
こちらはいわゆる “レジカウンター” ですね。
レジを置くスペースは一段下がっています。
これは、従来型の大型レジスターを置く場合に高さがちょうど良くなるということ以外に、お客さまから見えない(または手が届かない)よう、衝立てを設けているという意味もあるそうです。
iPadレジの場合は、天板に置いても、この一段下がった場所に置いてもどちらでもOKですね。
レジカウンターにはいくつかの棚板が用意されていて、ここに文具や手提げ袋、包装紙などが格納できるようになっています。
この棚のメーカーは、世界中で愛されている「 USM ハラー 」とのこと。
組み合わせが自由自在で、棚の高さや奥行き、棚板の枚数、カラーリングなどなど細かくオーダーすることができますから、お店のイメージにあったサイズやカラーのレジカウンターが作れますね。
スマレジショールームのこの棚は hhstyle でオーダーしたそうです。 組み合わせによって値段が前後しますが、こちらのお値段は約20万円前後だったとのこと。
ちなみに hhstyle.com 青山本店 のレジカウンターは、もっともっと長くて大きなカウンターだそうで、すべてUSMハラーで組んでいるそうです。必見の価値アリですね。
今回はスマレジショールームよりお届けしました。レジカウンターを作る際の参考になれば!
文中の写真に登場したレジ周辺機器はこちらで購入できます。
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