お店を運営する中で、ロゴ、ショップカード、店舗内装、webページ、パンフレットなどなど、あらゆるところでデザインが必要です。
しかし、必ずしもそれらを作ってくれるデザイナーやアーティストが身近にいるとは限りません。
そういうワケで、先日ストア・ストアがショップカード作成を依頼した、BROTH WORKSさんにお話を伺いに行ってきましたのでご紹介します!
BROTH WORKSって?
インタビュアー(以下「イ」):
BROTH WORKSについて教えてもらえますか?
BROTH WORKS 清水さん(以下「清水」):
大阪堀江を拠点に活動しているメーカーの集まりです。映像制作とデザイン、音楽、アパレルと分かれていて、それらを僕たちがクリエイトしています。
イ:基本はメーカーなんですか?
清水:モノを作っている会社です。
イ:ストア・ストアのショップカードを作っていただきました。こういったクライアントワークもよくあるんですか
清水:堀というデザイナーがいて、彼がショップカードを担当させていただきました
イ:その節はありがとうございました。ロゴなどもですか?
清水:そうですね。ロゴもいまはほとんど堀が担当しています。
BROTH WORKS 堀さん(以下「堀」):
タイポグラフィーが割と得意です。キャラクターも可能なのですが、タイポで意味付けする部分、その会社の理念・業態や特徴が反映されるよう、そのロゴに”力”がつくように意識しますね。
イ:ところで、今日は堀江の「Kelp」という場所をお借りしてお話しを伺っています。こちらのロゴも担当されたんですよね。
堀:そうです。KelpのロゴもBROTHWORKSのロゴも担当しました。
イ:ロゴやショップカードを依頼するときのワークフローってどのような流れなんですか?
堀:はい、クライアントワークの時はまずヒアリングから入ります。何をしている会社で、どんな思いで依頼してくれたのかを汲み取ります。その後お見積りを提出して提案します。あとは、気に入って納得いただけるまで、作り続けます。「修正は2回まで!」などという取り決めはありません。
クライアントワークは、知らない会社・知らない職種のお仕事に参加できるのですごく楽しいです。
イ:なるほど。では、店舗関連で事例などありましたら教えてください?
堀:ロゴやショップカードもありますが、内装や看板も多いですね。たとえばアパレル店舗さんの壁の絵を描かせて頂いたりしますね。ペンキで手書きですよ。看板の場合も手書きが多いです。
スイーツショップの看板
堀:グリコが運営している、新千歳空港のターミナルにある北海道のおいしい牛乳を使った生キャラメルのお店がありまして、そのお店の看板を書きました。ペンキで手書きです。書くのはすごく大変でしたが、楽しかったです。
イ:素人で恐縮ですが、ペンキで書くってどういう感じなんですか?
堀:先に下絵を作り、カーボン紙で輪郭を写します。あとは筆で塗ってゆきます。
イ:領収書の写し紙のような感じでしょうか?
堀:領収書とまったく同じ要領です。ここ(Kelp)の看板も同じ方法で描いています。
箕面ビール
堀:こちらは箕面ビールが2周年の時に作った限定ビールでラベル制作を担当しました。隣のビールは大阪蛍池の「みつか坊主」という味噌ラーメン屋仕様の箕面ビール。ポン酢もあるんですよ。めちゃくちゃ美味しいですよ。もとは店舗内装を担当させてもらったのがきっかけで、ポン酢のラベル、そしてビールのラベルとお仕事が繋がりました。
イ:幅広くお仕事されているんですね。l
堀:グラフィックを使ってできることであれば、何でも仕事の度に勉強させてもらっています。
今後の取り組み
イ:基本的にメーカーでありながら、クライアントワークも幅広く手掛けられています。今後やってみたいことを教えてください
清水:グラフィックだけにとどまらず、音楽や映像ができるのがBROTH WORKSの強みですから、それらをうまく組み合わせたものはやってゆきたいですね。作風で言うと、できるだけ間口を拡げてゆきたいと思っています。つまり、わかりやすくしてゆきたいということです。
イ:それは一般人レベルでもわかるということですか?
清水:中身はきちんとしっかりしたことをやりながらも、最終的な打ち出しだけは間口を拡くするっていうのが僕らの目指していることです。
最後に
イ:では最後に、この記事を読んでくださっている方に
清水:イメージに困ったらとりあえずBROTH WORKSへ!(笑)
イ:ありがとうございました!
取材協力: BROTH WORKS(西区北堀江)
info@brothworks.com
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